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fragment

断片と断片の連想ゲーム

個人的趣味による「なろう小説」のススメ Vol.1

なろう小説のススメ

 

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どうも。 微妙に前の記事から時間が飽きましたがめげないぞ。

今日は小説家になろうについて。沼に落としたいお友達がいるので。


「ご存じの方も多いと思いますが「小説家になろう」とは小説投稿型SNSであり…」という概要を通じてこのサイトについての解説もどきをするのは他の人に任せることにします。もう誰かがやってそうだし。

Vol.1ということで、だいたい二週間〜一ヶ月に一度、三つくらいの小説を感想と共にピックアップしていければと思っています。

 

あと、佐伯は読者としては

  • あまり展開を読んだりフラグを拾うのが得意でない
  • キャラ萌えの感性が非常に高い
  • ハーレム要素は主人公が魅力的なら肯定派
  • いじめと軽い虐待サバイバーなので似たような立場に共感しがち
  • 要素さえよければ展開の悪さもある程度無視できる(例えばリュック・ベッソン作品のLucyとか好きです)
  • グロとかリョナもいけるので蹂躙とか狂気に走る主人公も好き

こんな感じの特性を持っています。

では早速いきましょう。

 

#1. "無職転生 - 異世界行ったら本気だす - " (著: 理不尽な孫の手)

"34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうやら異世界に転生したらしい。彼は誓う、今度こそ本気だして後悔しない人生を送ると。"

http://ncode.syosetu.com/n9669bk/

 

感想:挫折した主人公の再起の物語なので、自分に自信がないとか叩き折れた経験のある人には結構響くものがあるかと。自分も例に漏れず共感したところが多い作品でした。端的に言えば、展開と心理描写、それとキャラクターが魅力です。

  • 展開:大きくハンドルを切るような思い切った展開が印象的。心に来るショッキングな展開をするのが絶妙なタイミングだと思いました。
  • 心理描写:基本的には主人公からの視点で物語が進みますが、だからこその主人公の悪いところや、それで生まれる他の人物の不満などが他のキャラの視点に切り替わった時に浮き彫りになるのがとても良いです。共感できるキャラがいれば楽しめるかと思います。
  • キャラクターの魅力:シルフィかわいいよシルフィ。というのは置いといて、主人公を始め、みんな芯が強かったり素敵なキャラクターばかりなんですよね。敵であるキャラクターもまた、憎めなかったり素敵だったり…もちろん殺意しか芽生えないようなキャラクターもいますが。それでも僕の琴線に響くキャラクターはとても多かったです。

魅力的なキャラクターがそれぞれの信念に基づいて生きて、どうしようもない流れに翻弄されたりしていくなかで、その中を主人公は悩みながらも突き進んでいく。そう言う意味では王道の物語でしょう。失ったはずのチャンスを取り戻し続けていく話です。

個人的評価:4/5
ハーレム要素:あり
2012年11月開始、2015年4月完結
出版、漫画化済み

 

 

#2 転生したらスライムだった件(著:伏瀬)

”突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた!
え?…え?何でスライムなんだよ!!!などと言いながらも、日々を楽しくスライムライフ。
出来る事も増えて、下僕も増えて。ゆくゆくは魔王でも目指しちゃおうかな?
そんな、どこかずれた天然主人公の異世界スライムライフです。”

http://ncode.syosetu.com/n6316bn/

 

感想:タイトルの通り、主人公は転生してスライムになってしまった話です。…が、主人公のチート具合で言えばこれが今まで読んだ中だとダントツかも知れない。主人公と仲間はどんどん種族として進化して、上位存在になっていくのですが…最終的に核融合炉以上のエネルギー源をを内包する主人公ってなんだよ。

まあ、そういうチート性だったりの発想がブッ飛んでいて、その点では無職転生よりはこちらの方が楽しめたように思います。ただ、文章力がそこまで高いわけではなく、展開の思い切った感じも無職転生ほどではないように思います。それでもワールド・システムデザイン、キャラクターの魅力、スキルや必殺技及びバトル辺りが個人的にはツボでした。

  • ワールド・システムデザイン:この世界はRPGのようなシステムを内包している世界で、スキルや耐性、種族の進化など、独特のシステムが構築されています。特に特徴的なのが主人公が最初から得ているスキル『大賢者』。これがうまい具合に物語の鍵になり、展開を生んでいきます。そういうシステム的な魅力はドラクエやらFFを楽しんだ世代としてはたまらないものがありました。
  • キャラクターの魅力:こちらは無職転生よりはゆるいキャラが多いような気がします。主人公からして「スライムになっちゃったの?マジかよー」みたいなノリなので。人間ドラマというよりは、キャラの個性に萌える感じですね。
  • スキル、必殺技、及びバトル:端的に言えばダイの大冒険のような厨二心くすぐるものばかりです。逆に言えばそこの感性が半端に抜けていたりするとアイタタタとなるかもしれません。尖った必殺技が多く、その発想の豊かさには驚かされました。まあつまり、カッコイイと思えるならそれが全てだ!

とまあ、大局的な魅力というよりは個々の要素の尖り具合とその化学反応を楽しむ感じの小説かもしれません。ざっくり言ってしまえばロマン溢れる感じでした。

個人的評価:4/5
ハーレム要素:なし
2013年2月開始、2014年7月完結
出版、漫画化済み

#3 恋をしたら死ぬとか、つらたんです(著:みかみ てれん)

自称『普通の女の子』であるクレイジーサイコビッチ・藤井ヒナが、未来からやってきた社員シュルツに頼まれて、発売前のVR乙女ゲームのモニターのお仕事をする穏やかなお話です。※ただし恋をすると死にます。

http://ncode.syosetu.com/n6529bs/

 感想:

最高かよ。

コメディとして最高です。むしろネタしかない。電車の中で読んだら危険です。後半に行けばネタが切れるかと思えば行けば行くほどギアが上がってキチガイ度が増していくヒロインというか主人公。もうなんなんだこいつ。どうしてこんなになるまで放っておいたんだ。ヒロインのキチガイさがすべてを持っていく作品です。

  • キチガイ1:鬼のように惚れやすい
    このVRゲームではある程度キュンとすると死んでしまうという謎システムが実装されており、そのため瞬間風速ならぬ瞬間きゅん度が常に計測されている。

    そしてきゅん度が999を迎えた時、ユーザーは死に至る。
    ではこの藤井ヒナがしょっぱなから記録したきゅん度は?

    なんとその数値、実に13億7800万である。

    138万倍だぞ138万倍!


  • キチガイ2:謎にハイスペック
    しかしこの藤井ヒナ、無駄にハイスペックなのである。人心掌握術からはじまりストーキング能力(リノリウムの床から特定の人物の靴の跡を辿れるなど造作も無いとか言い出す)、運動能力から始まり格闘術を極めていたり(謎の中国拳法を免許皆伝している)、などなど枚挙にいとまがない。
    本人曰く「普通ですよ〜あはは」ということだが、普通の女子高生がそんな究極生物であってたまるか。
  • キチガイ3:クレイジーサイコビッチ

    わたし、小学生二年生までに、400人ぐらいとつき合ったよ」
    「え?」

     ぽかん、と。
     凛子は口を開けていた。

    「わたしもひとりひとり本気だったよ。
     期間は短かった……かもしれないけど」

     その彼女に気づかず、語るヒナ。

    「みんなと真剣に結婚したかったけど、でも子供だったからダメだったんだ。
     法律とか条例もあったし。
     当時は押さえがきかなかったから、二股が悪いことだとわからなくて、
     最高三十股ぐらいして、分単位でデートの約束とかしていたんだよね」
    「……8才で?」
    「バレンタインデーはすっごく大変だったなあ。
     貯めてたお年玉も全部使って、チョコレート500個ぐらい作っちゃったんだ」
    「……業者?」
    「ううん、ただの小学生だったけど……」

     

    恋をしたら死ぬとか、つらたんです - 17限目 友達を克服するので死にません

 

これが藤井ヒナである。

 

個人的評価:6/5
ハーレム要素:なし
2013年10月開始、2014年9月完結
出版済み

 

いかがでしたでしょうか。とりあえず完結していて比較的とっつきやすい三つを選んでみました。

ではでは。