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断片と断片の連想ゲーム

Reviews:白猫プロジェクトと聖剣伝説 Rise of Mana

最近TLで名前を見たソシャゲベースのアクションRPG、2つについて軽くレビュー。

それぞれのゲームの概要は以下の2つのブログ様の記事をご参照ください。

白猫プロジェクト インプレッション - 基本無料のお約束を捨てて得た面白さ。2014年を代表するアクションRPG。
http://www.gamecast-blog.com/archives/65800523.html

 

聖剣伝説RISE of MANA レビューっぽいの - 絶体絶域
http://ssxzero.blog85.fc2.com/blog-entry-460.html 

 

 

結論から言って、片方はハズレ、もうひとつも悪くないよね、程度。
両者ともに、グラフィックは三頭身のポリゴンキャラを駆って、
立体的で魅力的な世界を冒険する、と言うコンセプトなので、一昔前のニンテンドーDSのソフトを彷彿とさせる感じ。特にFFCCRoFあたりの。

そういう点ではソシャゲというよりはアクションが入っている分、
一昔前のMMORPGっぽい。

 

ただ、Rise of Mana(以下ROM)はスマホでMMOやってみました、というよりは、

スマホの一人用アクションRPGに無理やりソーシャル・MMO成分を加味してみました、と言う感じで、なんとも雑多なもの。まず、導入が失敗している感じ。

というのも、MMOはだいたい最初は初心者の館のようなチュートリアルゾーンを終わらせて、ハンディキャップを設けつつもレベルをある程度上昇させておく、という措置が設けられていることが殆ど。

そしてだいたいレベルがある程度しっかりしたら、マイペースにクエストをストーリークエストとその他様々なクエストの区別なく消化出来るようなデザインになっている。

ROMはその辺り、ストーリーラインから導入が始まるので、ついストーリーを消化するぞ!っていうモードで始めてしまうんだけど、後々ソーシャル要素がごりごり増えてきて戸惑うし、UIが雑多になってきて辟易する。

ついでに、3Dアクションなのにカメラ位置が固定なのですごく見辛くてストレスが溜まる。

最終的にいくつかクエストをクリアはしたけど、雑なUIとiPhone4Sだとスペックが辛いのでやめてしまった。データがWi-Fi経由でも飛ぶし、アニメーションも結構飛んじゃうし。

 

その点、白猫プロジェクトはUIと操作性はよく考えられて作られていた。

このゲームの売りは片手でプレイができること。
片手で画面をタップとドラッグするだけでキャラの基本操作が完結する。
その上でアクションの派手さもちょうどよいので、こちらのほうがしっかりMMOっぽい。

白猫はどちらかと言えば、ノベルゲームのように選択肢をひたすら選んでレベルを上げたりするガラケー時代からあったソシャゲの流れをしっかり継いでいる印象を受けた、けれど、どこでもカジュアルにプレイできるようにデータを圧縮しすぎているせいか、音質や様々な素材のクオリティが劣化しすぎていて、そのあたりに逆に安っぽさが強く感じられた。キャラクターに声があるのもどちらかといえば余計な要素な気がするし。

それ以外の要素はスキルマップというFF12のライセンスマップシステムと酷似したシステムがあったり、マップ上に隠し要素があったり、やりこみ要素も全面に出さない程度に程よい感じ。

それほど課金する必要もなく進められるようだし、白猫ならこのままプレイしていてもいいかな、という印象。でも、精々コンコルド効果で一ヶ月ほどやってやめてしまう程度のように思う。

客から搾取するタイプのソシャゲがそろそろ駆逐されつつあるのかな、という印象だが、それにしても課金という要素や、ログインボーナスといった要素が主に続ける理由として機能してしまうあたり、まだソシャゲは個人的にはガッツリやる必要もないかな、という感じ。

それだったら、毎日Duolingoを代わりに続けたほうがマシだな、と思った。