fragment

断片と断片の連想ゲーム

どこでもドアとイノベーションについて。

どこでもドアが発明されたら、世界中は大恐慌に!なにかが劇的に便利になると、誰かが大きく損をする…というのが経済です。 - クレジットカードの読みもの
http://cards.hateblo.jp/entry/dokodemo-door-keizai/

この記事を読んで思ったのだけど、どこでもドアってどういうものなんだろう?

 

どこでもドア - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A9%E3%81%93%E3%81%A7%E3%82%82%E3%83%89%E3%82%A2

ドアに内蔵されている宇宙地図の範囲で、また10光年以内の距離しか移動できないという制限がある[2]。10光年 を超えた距離のある目的地を指定して扉を開くと、「どこでもドア」としての機能は働かず、ただのドアとして機能 する[3]。しかし一度、宇宙の果てまで「どこでもドア」でたどり着いているが[4]、どうやって移動したのかは不 明。

 じゅ、十光年…?!

一光年は9兆4600億キロメートル。つまり光でも10年かかる範囲まで一瞬でたどり着けるってことってことなんだけど…なるほどわからん(`・ω・´)キリッ

まあでも、そりゃタイムマシンもできちゃうよね…。
藤子先生の発想力と想像力に感服してしまうね…。

扉に「時差修正装置」が組み込まれているとする資料(後述)もあるが、「時差修正マシン」、「時差調節ダイヤ ル」のようなオプションパーツをまれに使用していることから、「時差修正装置」を搭載した機種が使用されたのは 一時的なものだった可能性がある。現に日本とドイツを行き来した際、時差が生じている

 

 

時差を修正できるってつまり時間を超えてるのでは?と思ったけど、そこら辺はよくわからないな…

 

だいたいの概要はつかめたので本題へ。
何を思ったかといえば、セキュリティとネットワークの話。

どういうことかといえばつまり、どこでもドアが出来てしまったら、
世界にプライバシーはなくなるんじゃないか?ということ。
となると、未来はプライバシーなどを始めとするアイデンティティが放棄された世界?そうだったら、なかなか嬉しくない。

ただ、仮に企業側がそれに対して対策を講じていたとしたら、どうだろうか。
おそらくドアの中にとても優秀な位置情報を読み取る装置と、それを宇宙地図なる物に反映させる機能が付いているんだろう。その座標上で侵入禁止エリアというのを設定できれば、ネットの非公開記事のようにプライバシーは守られる。そこに事前予約制などを設けることもそう難しくはないだろうと思う。

 

けれどNSAの問題の文脈で、先日iOSデバイスにセキュリティのバックドアがあると言う話もあった。

AppleのiOSにはユーザー監視用のバックドアが秘密裏に設けられていたことが判明 - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20140722-back-door-ios/

それを考えると、検閲問題と監視の問題は未来にまで、しかも物理的なレベルでまだあるのかもしれない。いい加減、国家の概念が変わっていても良さそうだけど…その前に水を巡っての戦争が先かな…。
あな、世知辛し。

あと、同時に未来世界の乗り物の描写があったように思う。電子書籍と本がそれぞれ違うジャンルとして認識されているように、未来でも移動手段というカテゴリだというだけで、ジャンルは違うものだと認識されているのかもしれない。

 

イノベーションは既存の固定観念の破壊であり、また新たなる固定観念の想像だとおもうけど想像上のすでにあるイノベーションをまじめに考えてみるのも面白いものだ。

 

しかし、ドラえもんで22世紀にはまだ車などの交通手段がある描写がある。電子通貨がアナログな通貨を淘汰しないように、どこでもドアの出現は旧来の交通網を殺すには至らないのかもしれない。